INTERVIEW社員インタビュー

設計の基本概念は、お客様ファースト
耐久性とメンテナンス性の高さで差別化

機械設計課 係長

則武 宏明

則武 宏明

学んだスキルを活かせる会社へ



工業高校の電子科を専攻していました。3年生の時に、車関係の設計や製造の仕事に興味を持ち、スキルを身につけてから就職したいと思い、CADの専門学校へ進学しました。就職先ではCADの知識が活かせるところがいいと思っていたところ、学校に来ていた求人の中にNEXT JAPANがありました。大手自動車メーカーに設備を納めているという点に魅力を感じ、会社を訪問。社員の人と話をする機会があったのですが、どの人もとても話しやすく、社内の明るい雰囲気が自分に向いていると思い、入社を決めました。
夏休み前に内定をもらい、夏休み中は、アルバイトとして3週間毎日通いました。この間に仕事の流れを学んだり、紙の図面をCADに打ち込んだり、いろいろな経験をさせてもらえたことで、入社してからもスムーズに仕事を進めることが出来たと思います。





一から立ち上げる難しさを経験することが成長につながる

入社以来、機械設計課に所属。最初の5年間は、上司から指示された治具の一部の設計図を書いていました。その後、一から自分で設計に関わるようになり、現在は溶接治具の設備全体の構想から生産計画の立案、設計図の作成、製造の手配、さらに試運転の立ち合いまでを任されています。
入社8年目に、大手自動車メーカーの新車案件で、全てを任されたことがありました。頭の中にイメージするものはあるのですが、それをどう形にすればいいのかわかりませんでした。上司やお客様にも聞きながら、何とか設計段階まで漕ぎ着けました。当社では、案件によっては、協力会社に設計委託することもあり、この時も委託案件でした。ところが、自分の頭の中では理解できていても、今度は協力会社の人にうまく説明ができなかったのです。結果、思ったようなものが上がってこなくて、納期ギリギリに。この時ほど意思疎通の難しさを感じたことはなく、これをきっかけに、時には絵を描いて話し合いをするなど、自分なりの伝え方とやり方で仕事を進めるようにしています。






お客様第一の考え方で、確固たる信頼関係を築く



設計者として常に心掛けていることは、治具の耐久性とメンテナンス性の高さです。作りがしっかりしており、耐久性が高い治具であることと、消耗品の交換がしやすいようにすることは、お客様にとって一番重要だと考えているからです。お客様からも、当社の製品は耐久性が高いとお褒めの言葉を頂くことが多く、設計者冥利に尽きます。当社の魅力は、「常にお客様目線で考える」という考え方を大事にしていることと、部署間を超えた一体感があることだと感じています。
たとえば、設計者でも製造現場を確認しますし、お客様のところに納品に行くこともあります。そこで多くの人とコミュニケーションを図ることで、社内外問わず、信頼関係を築くことができます。また、一人前になるまでには5年ぐらいはかかりますが、そこからは大きな案件を任されるようになります。若手でもどんどん新しいことにチャレンジさせてもらえますので、今後は溶接ロボットの設計をはじめ、将来を見据えた設計者を目指していきたいと思っています。